丁寧道のやり方

武田双雲さん。「あなたはお風呂場の中にいる、と想像してみてください。これから髪を洗おうと思っています。当然、シャンプー容器のポンプを押しますよね。そのとき、シャンプーの容器をできるだけ丁寧に、楽しそうに全神経を駆使して味わってみてください。例えば、ポンプをいつもよりじっくり押して、そのときの『しゅこー、しゅこー』という音に耳を澄ましてみる。『意識して聞いたことなかったけど、いい音だなぁ~』『やさしい音だなぁ~』なんて感じてみるのもありです。多くの方は、特に何も意識することなく、ポンプを押して、わしゃわしゃ洗って、ただお湯で流す、といった感じでシャンプーを済ませているのではないでしょうか? もちろん、それが一概にダメな訳ではありません。でも、だまされたと思ってちょっとやってみてほしいのです」丁寧。