
相良奈美香さん「2012年、激戦を勝ち抜くためにオバマ陣営は、行動経済学の第一人者でデータサイエンティストでもあるデビッド・W・ニッカーソンを選挙対策チームに招聘。選挙戦の鍵を握るのは『浮動票』です。ニッカーソンらはまず、データサイエンスを使ってリベラル層の『微妙な人たち』が多く居住する地域を特定。その人たちの『なんとなく行かない原因』を取り除く戦略を取ったそうです。その戦略は以下の3つの質問をするというものでした。・選挙の日、何時に投票しますか?・その日はどこから投票所に行きますか?・直前にはどんな予定がありますか? 重要なのは、この3つを『ただ聞くだけだった』ということです。ただ聞いて、『微妙な人たち』の頭の中に、『当日の投票に行くまでの過程』を描かせてあげる」相手の頭に描いてやる。