有意注意で判断

稲盛和夫さん。「全力で向かってくる敵に勝つには、次々と起こる経営問題を、すさまじいばかりの集中力で瞬時に判断しながら、誰にも負けない努力をするしか方法はないのです。私は、経営者として、『有意注意』で判断するようにしてきました。有意注意とは、どんな些細なことでも。意を注ぎ、意識を集中させて、物事を判断することです。そのためには、普段よりどんなことに対しても、気を込めて取り組み、真剣に考える習慣が必要です。この習慣を身につけるには時間がかかりますが、いったん身につくと、研ぎ澄まされた集中力により、迅速かつ的確に判断できるようになります。多角化を成功させるには、どんなに忙しくても、この有意注意で判断することが、経営者に求められるのです。」些細なことにも意識を集中させる訓練を始めよう。