潜在能力の豊かさに気づく

nakatomimoka2010-12-07

加島祥造さん。「老子が言う自足は、儒教のとは違う。老子は足るを知るを豊かだと言っている。それは自分の中の潜在能力の豊かさに気づくことだ、と僕は解している。人の内側には、晩年でも楽しめる能力がたっぷり残っているんだ。人の生き方はそれぞれ違っている。でも、誰にも通じるポイントがある。バランスということだ。今の自分はどこがやり過ぎているか、どこが足りないかに気づくことだ。求めない気持ちになると気づきやすいよ。このバランス感覚は、若いときも老いたときも役立つ。いいバランスだと安らいだ気になるからね。でもね、これは頭での計量ではうまくいかない。損得や恐怖が入り込むからね。心や体の声を聞き取るのは直観が働くときだよ。直観はものや人にこだわるときはでてこない。やっぱり潜在能力なのかもな」バランスを。
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