脳の鏡が気分をうつす

nakatomimoka2011-02-14

鈴木義幸さん。「ある人が悲しんでいるとすると、その人の脳の中では当然、悲しさを感じる神経経路が『オン』になっています。そうすると、それを見ている人の脳の中でも『つられて』悲しさを感じる経路がオンになります。つまり、“鏡”のように相手の脳の神経系の動きをこちらの脳も映し出す。これがミラーニューロンという脳内の神経系の働きです。不機嫌な人がいると周りも不機嫌になりやすく、ご機嫌な人がいると周りもご機嫌になりやすい。ということは、職場に不機嫌な人がいれば、会社に行ってその空間の中に入っただけで、自分も不機嫌になるということが起こりえるのです。そのように伝染した自分の不機嫌さがまた次の人にも影響して、さらに不機嫌な人を作り上げる。不機嫌の連鎖は瞬く間に会社中を覆ってしまいます」気分は伝染する。