現実をありのままに

nakatomimoka2016-05-23

大野裕さん「忙しい毎日を送っていると目の前の問題の処理に追われ、自分の考えや気持ちを振り返る余裕がなくなる。目の前の問題が大きくて自分の手ではどうすることもできないと考えただけで、本当に大きな問題のように思えてきて、本来の力を発揮できなくなる。無気力になって、ますます状況が悪化してくる。これが、いわゆる鬱状態だ。だからといって、自分の力を過信するのも問題だ。いずれの場合も、考えと現実が違ったことを見失った結果、起きてくる問題だ。そうした状態に陥らないようにするには、一日一度、ゆっくりと息をしながら全身の感覚を確認し、現実をありのままに受け入れる時間を持つようにする。日常に流されていた自分を取り戻し、現実の問題にきちんと向き合えるようになる。これこそがマインドフルネスの効用だ」ゆっくりと息を。