呼吸と一点凝視法

吉岡眞司さん。「緊張状態をコントロールする一つの方法は『呼吸』です。実は呼吸と自律神経には深い関係性があることがわかっています。呼吸は、私たちが意識して、スピードや量を調整することができます。つまり、私たちは呼吸を通じて、自分の意思を自律神経に対して働きかけることができるというわけです。緊張を感じたときは、息を『吐く』ことに意識を向け、細く長く吐いてみましょう。そうすることで副交感神経の働きが優位になり、緊張状態を脱することができるのです。緊張状態をコントロールする方法一つが、一点を見つめる『一点凝視法』と呼ばれる手法です。私たちは不安を抱えたり、緊張したりすると、目線が微妙に揺れるそうです。そうなったときは目線を固定することで、脳にリラックスした状態だという信号を送ることができます」緊張を。