2003-01-01から1年間の記事一覧

内臓をすりあわせる

見城徹さん語録。「編集者は企画を立て、内臓と内臓をすり合わせて著者と関係していく。自分の人生そのものが問われる仕事。」「相手を刺激できない編集者ぐらいつまらない存在はない。自分を刺激してくれる、成長させてくれると思わなければ、表現者は絶対…

大家三人、新人三人

編集者であり、幻冬舎社長の見城徹さんの言葉。「どんな世界でも、大家の三人、政治でもスポーツでも芸能でも、作家の世界でも財界でも何でもいいんです。その世界で決定的に大物だと言われている三人に対して必死に食らいついて、その三人にかわいがられる…

よく働き、よく休め②

入社当時の机の中に貼っていた作者不明のコピー続き。「一方、休暇をたくさん取ることも必要だと思います。私の共同経営者の一人が苛立っているときは、だいたい休暇をとらずに働きずくめでいるときです。サービス・ビジネスに携わる共同経営者たちに、充電…

よく働き、よく休め①

入社当時の机の中に貼っていた作者不明のコピー。「人は懸命に働けば、それだけ幸福になるのです。私はスコットランドの『働きすぎて死んだ者はいない』という格言を信じています。人間は退屈や、心理的な葛藤や、病気で死ぬのです。ハードワークで死んだり…

達成力と潜在意識 

「私はなんでもできる。もし、そのことを最優先事項とし、十分なお金と時間とエネルギーをかけるなら」ということは真理だと思っている。そのための方法として、「意識を集中させ、やる気を起こさせるには、自分が望む結果を頭の中でありありと思い描いてみ…

世の中の流れを見る

J-フォン執行役会長の林義郎さんはが日経ビジネスでこういっている「経営者としては、世の中の動きや流れをよく見ることを心がけてきました。経営者の実力、すなわち「経営力」というものは、人によってそれほど大きな差はないと思うんです。それなのに結果…

小確幸

村上春樹さんは、「小さいけれども確かな幸せ」をショウカッコウ(小確幸)と呼んでいる。たとえば、「一仕事終えてグラスを傾けるときの気分というのはたしかに人生における小確幸(小さくはあるが確固たる幸せ)のひとつである。」だとか、「まだ温かい焼…

歴史観と文明観

「それから、根っこのところで歴史観や文明観をもっていてほしい。経済問題でも環境問題でも、大きな見地で問題をとらえて早く解決する。そういう指導者は、根底にちゃんとした歴史観を持っていると思うんですね」日経ビジネスに掲載されていた石原慎太郎都…

望みは遂げても満足がない

タイトルの「望みは遂げても満足がない」とはシェークスピアの『マクベス』に出てくる言葉だそうだが、河合隼雄さんは、「物質的な豊かさ、生活の快適さはあるのに、幸福が感じられない。科学技術や経済的な豊かさ、欧米の人生観などの強い影響が我々の生活…

レコメンデーション

昔、時間のないエグゼクティブ向けのサービスとして、今お薦めのの本や音楽、映画などの情報や現物を会費を取って届けるということを考えた。かつての頒布会に近いものだろうし、今では例えばオールアバウトジャパンのようなレコメンデーションのポータルサ…

感性の磨き方

83才の彫刻家、建畠覚造さんは、感性は習練の産物だという。「感性は持って生まれた才能といわれるが、決してそうではない。終生かけて磨かなければならない」と。だいぶ昔になるが、90年5月号の会社の社内報の特集で「感性の磨き方」というのをやった…

京都学派

慶応大学の榊原英資教授は日経の「梅棹史観の魅力」のなかで、「梅棹ら『京都学派』のひとつの特殊は、巾広くかつ丁寧なフィールドワークがあってはじめて大胆な仮説が生まれてくる点である」として、「学問も企業経営も国の行政も最後は現場主義にいきつく…

ずるずる延ばし

「ワード」を開発したリチャード・ブロディは、いつまでもやり残したことが頭にあると、一番大切なことをしない言い訳をつねに持つことになるとして、ぐずぐず延ばしを退治する方法を教えている。それによると、①「ぐずぐず延ばし」事項を書き出し、②言い訳…

樹なつみさんの「花咲ける青少年」全6巻を一挙に読んだ。少女マンガとはいえ、というとおこられるかもしれないが、なかなかのストーリー展開でしばし現実を忘れられた。この秋はちょっとは英語も、ということでスティーブンキングのDifferent Seasonsをアマ…

所有物のリストラ

「捨てる!技術」ではないが、思い切っていろいろな物を捨てている。想い出がらみ、過去の栄光がらみ、ビデオ、CD、本。一方で必要なものは気に入った物や興味のある本は投資としても買おうということをやっている。これは阪神星野監督が昨年、トレード、…

誰かが小説で、ひいきの野球チームが負けたが人生の具体的な出来事はうまくいっているシナリオと、ひいきのチームが勝って喜んではいるが、実は具体的な出来事はうまくいっていないシナリオを並べて書いていた。ひいきの野球チームにせよ、陸上にせよ、スポ…

星占いによれば、今は12年に一度の大幸運期にあるらしいのだが、現状は悪化するばかりで、思い返しても、6年前やら10年ほど前やらの精神的に苦しかった時期に匹敵するような感じである。もっとも例えば高校の恩師にお会いした折りには、何の不幸の種もな…

走り高跳びの背面飛びは、当時大学生だったアメリカのフォズベリー選手によって開発された個人の技術だった。それまで主流だったベリーロールよりも助走速度を増加させ、より低い重心高でバーをクリアできることをフォズベリー選手が理論的に理解していたと…

人生の四住期

古代インドの法典では、人生を20年ごとに区切ってやるべきことを行っているという。20歳までの「学生期」は知識や世の中のことを学ぶ時期、40歳までの「家長期」は自分、家族のために必死に働き、自分を磨く期間、60歳までの「林住期」は仕事一途の…

消費と投資

村上春樹さんの言葉。「40代ってとってもよく仕事のできる年代です。でもだからといって、あまりがんがん働きすぎると知らず知らずのうちに疲労がたまって、身も心もバーンアウトしてしまいます。そういう例をけっこう見てきました。ですから、持っている…

おじさんにならないためのコツ

村上春樹さんによると、おじさん、おばさんにならない為のコツは、「静かに歩く。音を立てずに食事する。姿勢を良くする。大きな声で話をしない。新しい情報の受け売りをしない。装身具にあまりお金をかけない。下着だけはバーゲンで買わない。テレビを見過…

野村正樹さんの講演会に行った。8年ほど前、『朝・出勤前90分の奇跡』という著書を読んで当時いたく感動したことがあったので三千円払ってでも行くことにしたのである。サントリーから50歳で独立してノベル、マーケティング、ライフデザインを三本柱と…

7年前、椎間板ヘルニアになってしまった。原因はおそらく斜め上の位置にあったパソコンのディスプレー(足は机にまっすぐで身体を捻って画面を見るのでよくない)と出張の時の重い資料を入れた肩掛け鞄だと思う。リハビリには45分ごとに体操をしなさいと…

今度音楽監督に就任した大植英次さんの指揮を見たくて(聴きたくて)大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会に行ってきた。曲目はリストのピアノ協奏曲 第1番(ピアノは小川典子さん)とベルリオーズの「幻想交響曲」。いやあ、よかった。渾身のパフォーマン…

1万人

映画評論家のおすぎの話続き。淀川長治という師匠と、永六輔に出会わなければ今の自分はない、と彼(彼女?)は言っていた。「テレビにでるようなあたしたちで会える人はせいぜい一万人。でも、どんな人に出会えるかというのはとっても大事」だと。ましてや…

型を崩す

映画評論家のおすぎが、「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督が、前作の「リトルダンサー」からまったく違った型の映画にチャレンジしていると姿勢を評価していた。日々に新たなり、ではないが、自分の型に固執してしまうと成長がなくなる…

日々更新

殷王朝をひらいた湯王(とうおう)は、孔子も代表的な名君としてその徳をたたえているほどの人であるが、湯王の使った盤(洗面器のようなもの)に「まことに日に新たにせば、日々に新た、また日に新たなり」という言葉がほってあったという。よし、我が輩も…

寝る前の習慣

日経ビジネスで、ファンケルの池森賢二会長が「毎日、必ず一日を振り返ることが習慣になっています。今日はあんなことがあった、こんなことをされた。自分ならこうするな、こう変えたら、もっと満足できたのにな、と。結局、そこで考えるのは不安を安心に、…

前向きな勉強

将棋の羽生名人は、「そうした将棋の進歩に取り残されないためにも油断は禁物、絶えず前向きな勉強が必要になる。その場合も、ある時期集中して研究し、しばらく休む方式より、毎日コツコツと勉強するほうが”新しい流れ”についていくためには向いていると思…

付き合うなら

孔子によれば、付き合えばためになる人は、「剛直な人、誠実な人、教養のある人」であり、付き合ってもためにならない人は、「易きにつく人、人ざわりばかりよい人、口先だけの人」だという。それはそうだよな、とは思うが、自らが後者になっていないか要注…