20分で決めてみる

飯田亮さん。「僕は20分で決まらぬものは、いつまでたっても決まるはずはない、という持論を持っています。1時間経っても2時間経っても決断が下せないのは、事前に周到な準備がなされていなかったのか、あるいは手が震えて決断が下せないか、のどちらかなのです。僕はどうも決断力で勝負してきた人間のようなイメージを持たれがちですが、実はその以前の熟慮の時間を何よりも大切にしている人間なのです。ここで熟慮、周到な準備といいましたが、それは仕事を進める上で、日常的によく考える習慣を身に付けることから始まります。僕は常に何かを考えているし、検討すべき課題があるときは、それをいろいろな角度から深く深く考えていきます。考えて考えて考え抜く習慣を作ってきたから素早い決断が可能なのです」即断即決の裏にある熟慮の時間。