小泉武夫さん。「大豆のタンパク質は牛肉とほぼ同じ含有量。牛肉は18%前後で、大豆は16〜18%ぐらい。タンパク質はアミノ酸でできている。アミノ酸は活力源だから、肉を食べたって大豆を食べたって同じ。日本人は肉を食する歴史が浅い。魚や大豆を食べてきた。日本人の内臓の構造や遺伝子にもそれが合う。肉を食べ過ぎると腸が長いこともあって、いろんなところに影響が出る。肉の食べ方で健康的なのはすき焼き。肉は少なく具が多い。韓国では焼き肉をいっぱい食べるが、サラダ菜に包んだり、同時に繊維質をとる。中国では豚肉でも牛肉でも野菜と炒めて食べる。目を転じて、アングロサクソンの人達は肉を食べるとき、必ずフルーツとかサラダとか、ここでも繊維質のものをとる。肉の『一点食い』は良くないのだ」もっと大豆を。肉は繊維質と共に。