バーバラ・フレドクリソンさん。「ネガティブ感情は、思考の範囲を狭くしますが、ポジティブな感情は、それを広げる働きをします。例えば、喜びの感情は、遊び心や創造性を刺激します。好奇心は探検や学習などの行動を促します。安らぎの感情は今の状態をじっくりと味わい、それを自分の中に取り込んで新たな自分と世界を発見したい、という気持ちを生みます。ポジティビティの心理の第一は、私たちの心と精神を開放し、受容性と創造性を高めてくれることです。両者は、異なる時間尺度の上で意味を持つのです。危機に臨んだ時にネガティブ感情が思考を狭めることは、その瞬間を生き延びる為に有効でした。ポジティブ感情によって広げられた思考は、もっと長い時間尺度においてリソース形成に作用したのでしょう」余裕のある時に、拡げておく。
