2008-01-01から1年間の記事一覧

一枚の絵はがき

日本経済新聞から。「(黒四ダム)大町トンネルの工事で破砕帯と格闘を続けていた熊谷組笹島班。心身共にぼろぼろの現場を支えたのは工事事務所に届いた一枚の絵はがきだった。(関西電力・太田垣社長、現地視察の)数日後、『関西電力黒四発電所 笹島班長殿…

何もするにも命を懸けて

井筒和幸さん。「一所懸命って言葉があるでしょ。これは、封建時代に生まれた言葉で、自分の土地=一つの所を命を懸けて守るという意味なんだ。何をするにも命を懸けてやらないと。でも、今の日本はどうだろう。僕はいつも思う。日本は、職人国家にならない…

投資の時間を増やす

勝間和代さん。「おそらく、一般的な人はまず『Ⅰ消費の時間』に60%、『Ⅱ浪費の時間』に20%、『Ⅳ空費の時間』に15%の時間を使っていて、『Ⅲ投資の時間』にはおそらく5%、せいぜい多くても10%しか時間を使えていないでしょう。最初の問題点は、『緊急』…

浪費の時間と空費の時間

勝間和代さん。「『緊急だが重要でない』時間を私は『Ⅱ浪費の時間』と呼んでいます。時間的な制約は大きいのだけれど、見返りが以外と小さい時間です。たとえば、「興味のない仕事のだらだらとしたミーティング」「長い通勤時間や移動時間」「あまり意味があ…

時間投資マトリックス

勝間和代さん。「縦軸『重要度』と横軸『緊急度』で四つのボックスを作ります。緊急度の軸は、時間的な制約(今日明日にやらねばならない明確な締切)があるかどうか、重要度の軸は、その行為によって何らか報酬(金銭的だけでなく気持ち的な報酬も)がある…

判断できずに迷う時間

勝間和代さん。「時間泥棒『判断できずに迷う時間』は、いろいろなところに潜んでいるものです。時間効率が悪い人は共通して、判断が必要なとき、決定に至るまでの時間が長いのです。無意味な情報収集をしたり、あるいは情報収集をせずに判断自体を先延ばし…

目標でなく行動で

勝間和代さん。「人間は誰でも怠惰なものです。ですから、手間がかからない方法でないと決して続きません。感覚的には、準備に数分以上かかるもの、二手間以上かかるものは続かないのではないかと思います。強調したいのは、何か新しいことを続けるには、『…

まずはやることを減らす

勝間和代さん。「時間管理とは、やることを減らすことと同義だということです。時間管理をして、どんどん効率的に仕事をこなしても、その分だけ、どんどん新たな仕事が降ってきて、時間管理をすればするほどかえって忙しくなるという悪循環に陥ってしまう。…

室内遊戯の愉しみ

一人っ子であって、インドア派であったので、一人で室内で遊ぶのを得意としていた。一般用語ではないと思うが、ビー玉などをつかって、一人でルールを作って遊びをすることを「チーンコロコロ」から音を取って「チンコロ遊び」と呼んでいたような気がする。…

10分やったら2分休む

大橋悦夫さん。「一定のスピードで働き続けることができる機械とは違い、私たち人間は適度なタイミングで”息継ぎ”をしながら、即ち休息を取りながらの方が、仕事のスピードを維持しやすくなるのです。一つは、比較的単純な作業を大量に抱えているときに有効…

メールを見る時間を決める

大橋悦夫さん。「文書作成をしている最中に、『新着メールが一通あります』といった通知が画面に表示されれば、そこで集中が途切れてしまいますし、メールがあるならチェックしなくては、ということで時を移さず読みにいってしまうわけです。こういった中断…

自分が機能する条件を整える

大橋悦夫さん。「どんなに仕事ができる環境が整っていても、自分のモードがその環境に合っていなければ結局はうまくいかないのです。自分自身の性質を把握し、自分が最も有効に『機能』する条件を整えることです。自分というものを一つの『システム』として…

集中モードを作り出す

茂木健一郎さん。「脳にはいくつかのモードがあり、その時々に応じて複数あるモードのうち一つがアクティブになっている。モードとは、『ある課題を遂行するために、脳というシステム全体が一致団結してスクラムを組んでいる状態』。例えば、『物事に集中す…

タスクの名前を変えてみる

佐々木正悟さん。「タスクリストが作動記憶の拡大スペースであると考えると、あるべき姿が明らかになります。それが『項目の出入りが激しい』ということです。いつまでも同じ業務がのさばっている、あるいは項目が増える一方のタスクリストというのは、機能…

理想的なタスクリストとは

佐々木正悟さん。「理想的なタスク管理リストというものは、それを取り出して眺めたとき、処理すべきタスクに、すぐ取りかかれるリストです。タスクにすぐに取りかかれるということは、タスクリストの項目の出入りが激しくなっているということです。書き込…

電話は一点だけで確認

吉川美樹さん。「電話は主に緊急の時だけに使います。『今確認したい!』というときです。そんなときにとっておきの方法は、電話がつながったら開口一番、『一点だけ確認させていただきたいんです』と伝えることです。相手も、『どんな1点?』と集中してく…

とりあえずの商談はしない

吉川美樹さん。「無駄な商談をしないコツ、それは、相手にちゃんと準備をしてもらうことです。一時間の商談を無駄にすることなど絶対にできないし、したくありません。実りなき商談だと自己嫌悪に陥ります。そんな経験を幾度となく重ねてきた結果、「とりあ…

IBMのリーダーシップ

IBMではリーダーシップの4つの重要分野として、(1)コアとしてのビジネスへの情熱、(2)勝利への集中(顧客に対する洞察力、創造的思考力、目標達成への推進力)、(3)実行への体制作り(組織構築力、チーム・リーダーシップ、決断力)、(4)勢…

人生はニコニコ顔の命がけ

藤尾秀昭さん「京大の総長をやった平沢興先生の話。先生が料亭に行くと、先生と握手をしたがる芸者が並んだという逸話のある粋人であった。それだけに、先生の語録集は面白い。『人生はニコニコ顔の命がけ』というのがある。命がけでやる場合、何もしゃかり…

人間の一生

藤尾秀昭さん。「職業に上下もなければ、貴賎もない。世のため人のために役立つためならば、何をしようとも自由である。しかし、どうせやるなら、覚悟を決めて10年やれ。すると20からでは、30までには一仕事できるものである。それから10年本気でやる。する…

よい本によって己をつくれ

藤尾秀昭さん「坂村真民さんは私に言われた。『老人も本当は遅くまで寝ていたいのだ。しかし、普通の人と同じように7時まで寝ていて、どうして人の心に光を灯す詩が書けますか』そのあと、ぼそりと『創造する人間は、絶えず危機の中に身をおかなければなら…

人間学と時務学

藤尾秀昭さん。「人が人となるためには2つの学問がある。一つは、人間の徳性、つまり、人を愛し、人を敬い、報恩を行い、忍耐する、というようなこと。これらを学ぶのを人間学という。もう一つは、その時代に必要な知識、技能を学ぶ学問、これを時務学とい…

吉川美樹さん。「『即断・即決・即指示』が私のモットーです。まずは、どんな小さな仕事であっても、最終はこうなってほしいなぁという目標をイメージすることから始めます。その目標に向かって進むと、その都度小さな決断に出くわします。どんな些細なこと…

即断・即決・即指示

吉川美樹さん。「『即断・即決・即指示』が私のモットーです。まずは、どんな小さな仕事であっても、最終はこうなってほしいなぁという目標をイメージすることから始めます。その目標に向かって進むと、その都度小さな決断に出くわします。どんな些細なこと…

ウイスキーの愉しみ

夏ビール、春秋ワイン、冬ウイスキーというのが、何となくの好みであるが、だからといって家の中に二本以上酒が存在していることは極めて稀である。愉しみなぞと偉そうに書いたが、後輩というか酒では先輩のS君の影響で数年前に飲み始めたもので、それほど…

時間を支配する意識を

吉川美樹さん。「意識として時間に挑戦し、少なくとも引き分け! という一日を過ごしたいと考えています。時間に制約がない人にはなかなか実感してもらえないかもしれません。(略)私は、時間よりも自分が早く動けばいいし、早く済ませてしまえばいいという…

方法を考えさせる

米長邦雄さん。「何かを学ぼうと意見を聞いてきた人に、私は『君ならどうするか考えてごらん』と、逆に聞きます。ある少年が、『この場合はどうしたらいいですか?』と聞いてきたとします。『君ならどう指すか考えてごらん』私がそう言うと、彼は自分が考え…

標準化戦略の鍵

高嶋克義さん。「生産材マーケティングの標準化戦略においての鍵はコストリーダーシップである。そのためには、ある市場を切り取り、トップシェアを取ることである。トップシェア企業には、課題が持ち込まれ、顧客の需要情報が入って来やすくなるからで、需…

顧客適応戦略のスパイラル

高嶋克義さん。「顧客適応戦略は低収益になりやすいが、そういうスパイラルができてしまうのである。まず、企業は重要顧客へは優先的に資源を投入する。優秀な営業スタッフも貼り付ける。そうすると、顧客適応レベルがあがり、その結果、重要顧客との取引が…

顧客適応戦略の問題点

高嶋克義さん。「生産財マーケティングの基本戦略には顧客適応戦略と標準化戦略の2つがある。顧客適応戦略をとった場合、依存度管理が重要になる。依存度とは、その顧客に何割製品を納めているかということ。依存度が高いと、取引の依存が起ってきて、利益…