2008-01-01から1年間の記事一覧

イメージできる目標を

植田辰哉さんを取り上げた日経記事から。「植田が『V字回復』と評する第一歩は、すべての否定から始まった。茶髪禁止、タバコなど論外。病気や怪我の防止にうがいや手洗いから基本を説き、栄養士を置いて食生活をたたき直した。コミュニケーション能力の向…

情報的資源の特徴

米山茂美さん。「情報的資源の特徴は、見えないこと、使用による減耗がないこと、同時多重利用が可能なこと、市場での調達が困難であること、形成に時間がかかることなどです。情報的資源は、資源の多重利用による多様な展開可能性の基礎となり、シナジーを…

ヴェルテン法の活用

佐々木正吾さん。「心理学用語で『ヴェルテン法』と呼ばれるものがあります。例えば、『今日の気分は最高だ!』『私は仕事ができる!』など、前向きなことばかり書いてあるメモ用紙を5分ほど熟読すると、気分が良くなります。反対に『今日の気分は最悪だ』…

場の構築力

平井孝志さん。「世の中の真実は、個別のモノの中にあるのではなく、モノとモノとの関係性にあると私は思う。従って、企業と顧客との単なる接点ではない、その間に存在する「何もの」か、これを私は「場」と呼んでいる。一例は、スターバックス。店舗そのも…

仕事のマンネリを打破

佐々木正吾さん。「何となく気分が乗らないのは、やろうとしている仕事がマンネリ化しているからでしょう。そう考えると、やる気を起こすには、マンネリ化している仕事をどうにかしてワクワクさせるようなものに変えればよい、ということになります。そのた…

数学の天才を生む土壌

藤原正彦さん。「以前、数学の天才がどんな地で生まれたかを調べたことがある。天才とは、人口に比例して出現するものではなかった。特定の国とか特定の地域から頻出している。数学の天才を生む土壌には三つの特徴がある。第一は美の存在である。美しい自然…

脂肪を正しく理解する

川口浩志さん。「三大栄養素の中で、最も重要な脂肪をいかに正しく理解するか。(1)『積極的に摂るべき脂肪』としては、魚の脂がある。特に青魚にはDHA、EPAという脂肪が含まれている。これは善玉コルステロールを上げ、悪玉コレステロールを下げる…

取りかかる気持ちを起こす

佐々木正悟さん。「取りかかる気になれないのには、原因が二つあると思っています。一つは、『やる気の資源』が足りていないとき。もう一つは、『やる気の資源』に火がついていないとき。資源が足りていない場合には、寝不足だったり、疲れすぎだったりして…

セッケンの愉しみ

どういうわけか、セッケンが好きである。特別な思い出があったりするわけではないのだが、強いてあげれば、留学したての頃に買ったハーブのセッケンの香り、というあたりかもしれない。それで、フリーマーケットや何かで、つい買ってしまう。本当はフランス…

ムダ話ができる方が効果的

夏川賀央さん。「超優良企業に共通して見られる特徴は、厳格に従わねばならない命令系統といったものが、どの企業にも見いだせないことである。大きな決定には勿論命令系統があるが、日常のコミュニケーションではあまりそうしたことが重視されない。情報交…

楽しいムダがやる気を生む

夏川賀央さん。「だいたいモチベーションというのは、『仕事を始めるまで』の段階が一番大変なのです。『今日は気分が乗らないな』などという日は、ゼロから仕事に取りかかろうとしたって、なかなかテンポがあがらないもの。下手すると軌道にのらないまま、…

逆に効率を上げる非効率

夏川賀央さん。「効率よくやっているとか、結果がどうであるとか、段取りが整っているなどということに関係なく、わたしたちは仕事が面白くなって、『やる気』が出ているときはスピーディーに仕事をしているのです。そうでなければ、いくら効率化しても、な…

仕事ができる人は脱線する

夏川賀央さん。「忙しいはずのエグゼクティブに限って、『やらなければならないこと』をしている最中でも、平気で別なことへ脱線できたりします。『この時間はこれをやっているのだから、この問題に集中する』ということを、時間効率の本では結構重視してい…

何によって人に憶えられたいか

ピーター・ドラッカー氏。「私が13歳の時、宗教の先生が生徒一人ひとりに『何によって人に憶えられたいかね』と聞いた。誰も答えられなかった。先生は笑いながらこう言った。『今答えられるとは思わない。でも、50歳になって答えられないと問題だよ。人…

ギザ十とフデ五 [コイン収集の愉しみ]

小学生の頃、コイン収集が流行った。といっても、いわゆるギザ十と呼ばれるギザギザのついた十円玉で、昭和26年から33年にかけて(31年は未発行)製造されたもの。レアな33年のものを本屋のおつりで貰ったときは嬉しかったなぁ。書体がゴシック体でなく、楷…

きつい所だから頑張るな

高岡英夫さん。「『一番きついところだから、ふんばるな』という言葉に注目して下さい。普通なら、『きついところだから、がんばれ』といいたくなる所でしょう。スポーツ選手はただでさえ、きついところに来ると力を入れて頑張らなければいけないと思ってし…

最高のパフォーマンスのために

高岡英夫さん。「副交感神経は、交感神経と共に自律神経系を構成する神経です。交感神経とは常に拮抗して働き、交感神経が緊張状態を作り出すのに対して、リラックス状態をもたらしてくれます。くつろいだ気持ちでいるときは、副交感神経が自律神経系で優勢…

集中と同時にリラックス

高岡英夫さん。「スポーツに限らず人間が何かを行おうとするとき、最高の能力を発揮するために必要な条件は何かといえば、コンセントレーションとリラクセーション、つまり集中力が高まることとリラックスすることです。この二つの、一見、矛盾するように思…

巡り会えたシアワセ

巡り合えた幸せ、ということにふと思い至った。人だけではなく、例えば良い本に巡り会えた幸せがあり、美味しいワインに巡り会えた幸せがあるのではないか、と。作家が書き、印刷され、何万冊という本の中から手に取ったその本が自分にとって良かったという…

朝と夕方に活発に

池谷裕二さん。「(交感神経が優位になる午前中に集中力が高まるのは)空腹の時に、海馬をはじめとした脳が活性化するため、仕事効率が高まるのではないでしょうか。自然界を見ても、昼間活動する動物は、朝と夕方に活発に動き、満腹になった午後はのんびり…

夢を手繰り寄せて現実にする

永守重信さん。「大法螺はそれだけ見るとまったく実現可能性を持たないが、実は目の前の目標である『夢』を積み重ねた先に見えてくるものだ。つまり大法螺を語る前に夢がなければならない。そして夢を実現するには日々の努力が肝要だ。結局、大法螺に近づく…

大法螺を信じ込ませるには

永守重信さん。「では、大法螺を信じ込ませるにはどうしたらいいか。同じ話を、耳にタコができてイカになるくらい言い続けるのである。明けても暮れても言い続け、『あの人、ほんとにそう思っているんだな』と思わせる。一回しか言わないで伝わるわけはない…

一日決算主義を貫く

永守重信さん。「仕事は必ずその日のうちに片付ける。たとえば夜9時に海外から帰ってきても私は帰宅する前に京都本社に立ち寄り、その日の書類に目を通す。よほどのことがないかぎり、一時、二時までかかっても『決して明日延ばしにはしない』と決めている。…

大法螺を夢に変える

永守重信さん。「『大法螺』とは、ほとんど根拠がなく現実可能性がほぼ0%、時間軸でいえば30年先の目標である。可能性が20%ほどで20年先のことなら『中法螺』、30%で10年先なら『小法螺』だ。そして可能性が50%を超え、タイムリミットが5…

一元論と二元論

養老猛司さん。「私の考え方は、簡単に言えば二元論に集約されます。普段の生活では意識されないことですし、新聞やテレビもそういう観点からの議論をしませんが、現代世界の3分の2が一元論者だということは、注意しなくてはいけない点です。イスラム教、…

前日の夜に仕事の準備を

池谷裕二さん。「(前日の夜に仕事の準備をすることの効用は)眠る前に次の日の仕事をリストアップしておくことで、寝ている間に情報が整理、固定されると考えていい。浅い眠り(レム睡眠)のときに、脳が無意識のうちにリプレーし、深い眠りのときに情報と…

書き出すことで脳が準備する

池谷裕二さん。「人間って意外と単純だから、自分が仕事を追いかけている、どんどん片づけていると思い込めれば、仕事もはかどるんですよ。脳のワーキング・メモリーは7つぐらいなので、やるべきことが8つ以上あると、脳が全部を覚えられずに、『ものすご…

人生には意味がある

養老猛司さん。「私は、一つのヒントになるのは、『人生には意味がある』という考え方だと思っています。アウシュビッツの強制収容所に収容されていた経験を持つV.E.フランクルという心理学者がいます。彼は、一貫して『人生の意味』について論じていました…

自分の内からでてくるものを

養老猛司さん。「意識魂が健全に育てば育つほど、その人は好んで困難な、または新しい状況に身を置こうとします。意識魂が発達していない魂は、どんなに頭がよく、どんなに道徳感覚に優れていても、あえて自分で困難な所に身を置こうとする要求は出てきませ…

自我と意識魂

養老猛司さん。「私たちの自我は、そういうこころの狭くて浅いところに閉じこめられているとしても、周囲の何かによって規定されたり、強制されたりすることを好まず、自分の内面の中から自分の行動への衝撃を取り出そうと願っています。自分に理解できない…